子どもの不調を整えるために、親の身体も一緒に見る理由

子どもの体調や様子に心配なことがあるとき、何をしたらよいのか悩むお母さんは多いと思います。

話をじっくり聞く。

心配していることを伝える。

必要な助言をする。

子どもと過ごす時間を増やす。

どれも、子どもを大切に思うからこその行動です。

しかし、子どもへ何かをする前に、まず確かめてほしいことがあります。

それは、子どものそばにいる親自身の身体です。

2Faceでは、子どもの不調を整えるとき、子どもの身体だけを見ません。

毎日の生活をともにしている親の疲労や緊張、家庭での食事や睡眠まで含めて、親子の身体を一緒に考えます。

目次

子どもは生活環境を自分で選べない

幼い子どもは、食べるものや食事の時間、眠る時間、毎日の過ごし方を自分だけで決めることができません。

親がつくる生活の中で食べ、眠り、成長していきます。

家族が忙しくなれば、食事や就寝時間も遅くなります。

大人が休む間もなく動き続けていれば、子どももゆっくりと身体を休める流れをつくりにくくなります。

また、子どもは、そばにいる大人の表情や声、身体の緊張をよく見ています。

言葉にしなくても、家の中にある焦りや慌ただしさを感じ取っています。

親子は同じ暮らしの中にいます。

子どもの身体を考えるときは、その子だけを見るのではなく、食事や睡眠、家庭での過ごし方まで一緒に見る必要があります。

親の疲労や緊張は、子どもの生活へ直接影響する

お母さんの体調が悪く、身体にも気持ちにも余力がないときに限って、子どもの食欲や睡眠、機嫌まで安定しなくなる。

子育てをしている方であれば、そのような経験があると思います。

子どもは、親と同じ生活の中にいます。

親の疲労や緊張は、食事、睡眠、会話、家の中の過ごし方を通して、子どもの生活へ直接影響します。

お母さんが身体の力を抜けず、常に何かを心配していれば、子どもも安心して身体を休めにくくなります。

反対に、お母さんの心身に余力が戻り、穏やかに過ごせる時間が増えると、家庭の空気も変わります。

子どもが食べること、眠ること、遊ぶことへ集中できる環境が整い、子ども自身が持つ力を発揮しやすくなります。

親が毎日100%元気で、機嫌よくいなければならないという意味ではありません。

疲れる日もあれば、気持ちが沈む日もあります。

ここでいう「50%の機嫌」とは、いつも笑顔でいることではありません。

機嫌の良し悪しによって子どもへの接し方を大きく変えず、昨日と今日で言うことが変わらないことです。

親がどのように反応するのか分かることが、子どもの安心につながります。

親が悪いのではなく、親自身も余力を失っている

親の状態が子どもへ影響することと、子どもの不調を親の責任にすることは別です。

子どもの不調が続いているときは、親自身も疲れ、余力を失っていることが多くあります。

当院にも、子どもの相談をきっかけに話を伺うと、お母さん自身が長く不調を抱えていることがあります。

眠りが浅い。

首や肩が常に緊張している。

胃腸の調子が安定しない。

疲れているのに、身体の力を抜くことができない。

思い返すと、産後から体調が戻らないまま子育てを続けている。

母親になると、自分のことは後回しになり、子どもや家族を優先する生活になります。

身体に余力が残っていない状態で、さらに子どもの不調まで抱えれば、心配や不安が大きくなるのは当然です。

問題は、お母さんの頑張りが足りないことではありません。

お母さん自身の身体にも、手当てが必要になっているということです。

心の余裕は、身体の余裕から生まれる

心に余裕を持とうとしても、身体が疲れ切っていれば難しいものです。

眠りが浅い。

胃腸が働かず、十分に食べられない。

首や肩に力が入り、呼吸が浅くなっている。

疲れているのに、身体の緊張を抜くことができない。

このような状態では、気持ちだけを切り替えようとしても、心の余裕は戻りません。

子どもの言葉や行動を受け止める力も残らず、いつもなら気にならないことまで大きな不安に感じます。

だからこそ、まず身体に対して何か一つ働きかけます。

身体に優しい食事をとる。

眠る時間を整える。

外を歩き、身体を動かす。

鍼灸で身体を整える。

身体に余力が戻ると、呼吸が深くなり、考え続けていた頭も静かになります。

その結果、子どもの様子を落ち着いて見られるようになり、必要以上に先回りせず、子ども自身が考えて動くのを待てるようになります。

心だけを整えようとするのではなく、まず身体を整える。

親の身体へ働きかけることも、子どもの健康を支えるために必要なことです。

子どもだけでなく、必要なら親にも施術を行う

2Faceでは、子どものことで不安や心配があると相談されたとき、親の身体の状態も確認します。

子どもに施術が必要であれば、子どもの身体を整えます。

子どもだけではなく、お母さんの疲労や緊張が強く表れているときは、まずお母さんの施術から始めることもあります。

お母さんの身体が整い、心身に余力が戻ると、子どもの様子を落ち着いて見られるようになります。

子どもへかける言葉や接し方も変わり、家庭の中にも落ち着いた時間が増えていきます。

その変化は、子どもにも伝わります。

親の身体を整えることは、子どもを思いどおりに変えるためではありません。

子どもが安心して、自分の力を発揮できる家庭をつくるためです。

親の身体を整えることも、子どもの健康を守ること

子どもが生まれたとき、多くの親が願ったのは、ただ健やかに育ってほしいということだったはずです。

しかし、成長するにつれて、勉強や友人関係、進路など、期待や心配は増えていきます。

大切に思うからこそ、子どもを親の考える道へ進ませようとしてしまうこともあります。

しかし、子どもと親は、血のつながりがあっても別の人間です。

得意なことも、苦手なことも、性格も違います。

親にできることは、子どもの進む道をすべて決めることではありません。

子どもが安心して食べ、眠り、自分の力で育っていける環境を整えることです。

子どもにとって家庭は、外で受けた刺激や疲れから身体を休め、安心して戻れる場所です。

その場所を支える親が、自分を犠牲にして疲れ切っていては、長く家庭を支え続けることはできません。

子どもの身体を大切にすることと、親の身体を大切にすることは別々ではありません。

子どもの不調が続いているときこそ、子どもだけを変えようとせず、親自身の身体にも目を向ける。

親の身体を整えることも、子どもの健康を守るために必要なことです。

最後まで読んで下さり、

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この記事を書いた人

札幌市中央区の鍼灸院「2Face」を運営。

東洋医学の考えをもとに、身体の土台を整え、女性の身体や妊娠・産後、子どもの身体に寄り添う施術を行っています。

「内側美が外側美をつくる」を大切に、日々の暮らしと身体について発信しています。

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