妊活を始めると、排卵日や基礎体温、検査の数値、妊娠判定など、妊娠できるかどうかに意識が集中しやすくなります。
何を食べたらよいのか。
どの運動をしたらよいのか。
何をやめて、何を始めたらよいのか。
けれど、妊娠するための身体と、日々を生きている身体は別のものではありません。
毎日の食事や睡眠、働き方や日々の過ごし方。その積み重ねの中に、今の身体があります。
妊娠を境に、突然別の身体へ切り替わるわけではありません。妊娠前の身体の状態は、そのまま妊娠中、出産、産後へとつながっていきます。
妊活・妊娠中・産後は、それぞれ独立した期間ではありません。
すべて、一つの身体の上でつながっています。
妊娠するためだけに、一時的に頑張らない
妊娠するために、これだけを食べればよい。
これだけをすればよい。
そのような特定の食べ物や方法はありません。
妊娠だけを目標に、短期間だけ食事や生活を変えることが妊活でもありません。
自分が心地よく過ごせる身体。
毎日を送るだけで精いっぱいではなく、新しい命を迎えられる余力のある身体。
2Faceが妊活で整えたいのは、その土台です。
身体によいとされるものを次々と増やす前に、今の身体に何が起きているのかを知る。
食べられているか。
眠れているか。
疲れを翌日まで持ち越していないか。
月経のたびに強い痛みを我慢していないか。
身体の力を抜き、休める時間があるか。
妊娠のために無理を重ねるのではなく、まず本人が心地よく過ごせる身体をつくる。
新しい命を迎えるための土台は、そこから始まります。
妊娠だけを身体の評価にしない
妊娠できたか、できなかったか。
その結果だけで、自分の身体や、これまで続けてきたことを評価してしまうことがあります。
しかし、身体を知るための手がかりは、妊娠判定だけではありません。
月経周期や便通は安定しているか。
食欲があり、食べたものを消化できているか。
夜に眠り、朝に身体を起こせているか。
疲れているのに、身体の力を抜けなくなっていないか。
こうした日々の変化も、身体の状態を知らせる大切なサインです。
妊娠することだけを見続けると、今の身体に起きている変化が置き去りになります。
新しい命を迎える前に、まず今を生きている本人の身体が、心地よく働けること。
2Faceでは、そこを妊活の土台として考えています。
月経は、今の身体を知るための大切なサイン
月経は、妊娠できるかどうかを判断するためだけのものではありません。
月経中、月経後から排卵まで、排卵後から次の月経まで。身体は一つの周期の中でも変化しています。
どの時期に疲れやすいのか。
冷えやむくみ、痛み、気分の変化はいつ現れるのか。
毎月の月経と、その前後の身体を見ていくことは、今の身体の状態を知ることにつながります。
月経周期に合わせた食事や休息、身体の過ごし方については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
「生理は健康のバロメーター。毎月の生理から身体の状態を知る」
何を食べるかと同じくらい、受け取れる身体が大切
生理後から排卵までは、卵子が育ち、子宮内膜が整っていく時期です。
卵子が育ち、排卵へ向かうためにも、身体には質のよい栄養が必要です。
ただし、質のよい食べ物を選ぶだけでは十分ではありません。
食べたものを消化し、吸収し、身体を養う力へ変えられるか。その土台になるのが、胃腸の働きです。
東洋医学では、胃腸は食べたものから身体に必要なものを受け取り、全身を養うための中心と考えます。
どれだけ身体によいものを食べても、胃腸が疲れ、十分に受け取れない状態では、その栄養を身体の力に変えることができません。
妊活中は「何を食べるか」だけではなく、食欲があるか、食後に重さや膨満感がないか、便通が安定しているかなど、食べたものを受け取れる身体かどうかを見ることも大切です。
特別なものを一時的に足すのではなく、毎日の食事を受け取り、身体の力へ変えられる胃腸を整える。
それが、卵子を養い、排卵へ向かう身体の土台になります。
妊娠はゴールではなく、長い子育ての始まり
妊娠してから、身体には大きな変化が続きます。
お腹の中で子どもを育て、出産では大きな力を使い、産後は出産を終えた身体で赤ちゃんとの新しい生活が始まります。
授乳や抱っこ、睡眠の変化など、産後にかかる負担は一人ひとり違います。
妊娠前から妊娠中に身体を整え、余力を養ってきた方は、その力を産後の回復や子育てにもつなげることができます。
また、お母さんが食べ、眠り、身体の緊張をゆるめ、心身に余力を持って過ごすことは、お腹の中で子どもが育つ環境を整えることにもつながります。
子どもが成長すれば、身体の負担がすべてなくなるわけでもありません。
体調を崩したときの看病、食事や生活の管理、保育園や学校への対応。子どもが少しずつ自分のことを自分でできるようになるまでには、身体だけではなく精神的な力も必要です。
2Faceでは、妊娠という一つの時点だけではなく、その先に続く妊娠中、出産、産後、子育てまでを一つの流れとして考えます。
妊娠前に抱えていた疲労や胃腸の弱り、睡眠不足、身体の強い緊張は、妊娠を境に突然なくなるものではありません。
今ある不調を置き去りにしたまま妊娠すると、そのしわ寄せが、身体に大きな変化が続く妊娠中や産後に現れやすくなります。
妊娠前に完璧な身体をつくるということではありません。
今ある不調をなかったことにせず、身体に起きていることを知り、食べ、眠り、休み、必要な手当てを重ねる。
妊娠中、出産、産後、そしてその先の子育てまで支えられる余力を、妊活中から少しずつ養っていくことが大切です。
10年先まで考えると、妊活のプレッシャーが変わる
妊娠することだけを目標にすると、毎月の月経や妊娠判定によって、自分の努力に結果をつけたくなります。
食事や睡眠を見直し、身体を冷やさないようにしても、妊娠に至らなければ「頑張った意味がなかった」と感じてしまいます。
けれど、身体を整えることは、妊娠判定のためだけに行うものではありません。
妊娠中を支え、出産後に回復し、その先の子育てを肉体的にも精神的にも支えられる身体を養うこと。
妊娠だけではなく、産後、さらに10年先まで見越して身体を整えるという意識を持つと、妊活は「妊娠するためだけに頑張る時間」ではなくなります。
妊娠に至らなかった月にも、食事を整え、眠る時間を確保し、無理をせず身体を休ませてきたことは、その後の身体を支える積み重ねになります。
妊娠できたかどうかだけで、身体を整えてきた時間の価値は決まりません。
目標を妊娠判定の先まで広げることで、毎月の結果に追われる緊張がゆるみ、今の自分に必要なことへ目を向けやすくなります。
2Faceが行う妊活中の鍼灸
2Faceでは、妊活という言葉だけで施術内容を決めません。
月経の状態だけではなく、胃腸の働き、睡眠、便通、冷えや熱、身体の緊張、仕事や生活のリズムまで確認します。
身体に触れ、脈やお腹、皮膚の状態を見ながら、今どこに負担がかかっているのかを考えます。
緊張が強く、身体の力を抜けなくなっている方には、その緊張を和らげる施術を行います。
胃腸の働きが落ちている方、冷えや巡りの悪さが強い方、眠りが浅く疲労が抜けない方にも、同じ施術を当てはめることはありません。
その日の身体を確かめ、必要な刺激を選びます。
さらに、施術を受けた時間だけで終わらないように、身体の状態に合わせたご自宅でのケアや、日々の過ごし方もお伝えします。
理想を一方的に押しつけるのではなく、今の暮らしの中で続けられる方法を一緒に考えます。
妊活は、その先の暮らしを支える身体づくり
妊活は、まだ見ぬ子どものためだけに行うものではありません。
まず、今を生きている本人の身体を大切にする時間です。
自分の身体に起きていることを知り、必要な手当てを重ねる。
妊娠するためだけの身体ではなく、妊娠中も、産後も、その先も使い続ける身体を整える。
妊娠判定をゴールにせず、10年先まで支えられる余力を養う。
それが、2Faceが考える妊活中の身体づくりです。
札幌市中央区の鍼灸2Faceでは、不妊治療を受けている方も、これから妊娠を考えている方も、現在の身体の状態を確認したうえで施術を行っています。
妊活中の不調や、何から身体を整えたらよいか分からない場合は、ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。



