胃の調子を上げる術。迷う事と胃の関係

本日のテーマは迷うことと胃の不調について。

私達は普段何を食べるか何を着るか、
休日に何をし何を話すのか。

日々決断をしなくてはならない場面が多々あります。

そして不思議な事に、その決断が早いのか遅いのか、もし遅いのであるなら迷う時間がどれくらいあるのかかが私達の体の健康度にも影響します。

何故なら、東洋医学では西洋医学にはない精神性というものがあり、それぞれの五臓六腑(内臓)と影響する感情が決まっているからです。

肝臓は怒り
心臓は喜び
脾臓は思い
肺臓は悲しみ
腎臓は恐れ

例えですが怒りが多くイライラが過ぎると、感情の制御が不安定に。

喜び過ぎると心臓は壊れ不眠や不安を引き起こします。

気遣いをし過ぎると肺に関係する呼吸関連の症状、パニック発作や鬱病の原因となります。

また、それらの感情が行き過ぎてしまうことで起こりやすい病なども決まっています。

このように、東洋医学ではこの人は「ただ単に怒りやすい人だよね。」

だけで終わってしまうのではなく、一定の感情が出やすい原因を内臓の不調と照らし合わせみることが出来ます。

もちろん人間ですから喜怒哀楽は誰にだってあると思います。


元々の性格や、考え方の癖による感情表現は様々です。


ただ全ての感情が悪いと言うのではなく、ある一定の感情に偏ってしまう事により
心や体のバランスを崩し、自分自身をも傷付けてしまいます。

様々な感情をバランス良く保つ事が出来れば心身を壊し病に発展してしまうことを防ぐことができます。

迷いと胃の関係

そんな中でも、迷いの感情「胃」と密接に関係しています。

迷いは「思いを巡らせる」という言葉があるように、“あーでもない、こーでもない”どちらにも決め切らず頭の中で巡らせる思い(考え)です。

そして、その迷いの時間が長ければ長いほど、迷いと繋がる臓器”胃”にも負担がかかり、胃の調子が悪くなります。


東洋医学で胃が不調になると起こりやすい症状

体編
・便秘や下痢
・関節痛
・胃腸にまつわる病
・皮膚トラブル

心編
・気分の浮き沈み
・悩み続ける


などの症状が出現しやすくなります。



胃腸の調子を上げるには良い食べ物を食べる事は第前提としつつも、このように日常の迷いの感情によって、胃の不調を招いてしまっている場合も多いです。

迷いを抜け出し、胃を回復する為の方法


その答えは、“決め切ること”です。

決め切るまでの時間が長ければ長くなる程、
胃にはダメージがかかるので、出来るだけ決断を早くし、迷う時間を少なくする事がとても重要です。

“迷ったら、決め切る。”

それが間違っていても問題なし。
間違えたと思ったら、そこでまた決め切る。

迷いを一旦断ち切り、決め切ることが胃の働きを良くする為に何より大切な事です。

30分、15分、5分、少しずつで良いので
迷う時間を少しずつ短く、最終的には3秒以内で決断を行い迷う練習を心掛けると良いです。

私は迷った時はいつもこの3秒ルールを行っています。

不思議と決め切った後に、心や体がスッと軽くなるのを感じられるかと思います。

外側からも整える

私達人間には勘というものが必ず備わっています。

勘が冴えるという言葉がありますが、勘が冴える時は何となく調子が良い時が多いです。

調子が良いから、迷いを断ち切り自信を持もって決め切る事が出来るとも言えますが、その逆も然り

で”勘のままに、すぐに決め切るからこそ身体が元気になる。”

そのような見方も出来ます。

全ての不調において、内側を整える事も大切ですが、外側(行動)も一緒に治してゆくこと。

その両方が胃の働きをよくする事にとても重要になります。

最後に

東洋医学特有の内臓と感情の繋がり。

心(感情)の不調は体の不調を起こし、
体の不調は心の不調を起こす。

いつもどんな時も心と体は繋がっている。

外に現れている症状だけではなく、
自身の内面をも見つめてゆく。

それが本当の東洋医学☯️

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