女性の永遠のテーマ“綺麗になりたい”
美容の外面関する「たるみ、くすみ、シワが気になる。」などのお悩み。
初めは体質改善目的の方も、話すとどんどん美容の悩みが出てきます。
それ程女性にとって美容とは一生涯の課題と言っても過言ではない重要なテーマですね。
今回はそんな外面に関する美容の本質を東洋医学目線で書き綴りたいと思います。
ずばり結論から先に言ってしまうと、
お肌の悩みの本質的な原因は
“身体の栄養状態”
栄養状態が良いかどうかで肌の状態は変わります。
女性ならではの
「あの化粧水が良い」「あそこの美容液が良い」「新作のあのパックが良い」
そんな会話。
しかし、実はどんなに良いとされている化粧水や美容液も「肌の奥には浸透しない」というのが現実です。
俗に言う肌にはバリア機能と言うものがあり
外敵を体の中に侵入させることなく細胞、血管、神経を守る働きをしています。
もっと言うと、肌の表面は
角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つから構成され、その下に真皮と皮下組織があります。
そして、私達の目から目に見えて綺麗と判断するところが肌表面0.03ミリにある「角質層。」
しかしこの角質層は、悲しい事に決して再生する事はなく、いずれ垢となって剥がれ落ちてしまう死んだ細胞です。
私達は、いずれは剥がれ落ち死んだ細胞に普段せっせと化粧水や美容液を塗り、あたかも肌が生まれ変わったように錯覚しています。
化粧品のCMなどを見ると肌深層まで入り込む、潤う。
などと表現されている為、肌自体が生まれ変わるとつい思ってしまいがちですが、
あくまでも化粧水や美容液は肌の表面部分にしか浸透しないんです。
確かに冷静に考えてみると、体にはバリア機能という体を守る働きがある以上、化粧水や美容液はもちろん、ありとあらゆるものが肌の深層にまで簡単に浸透してしまったら生命の危機になってしまいます。
きっと私達は今に至るまで生きていられるのは難しかったことでしょう。
これらの事から、化粧水や美容液などの立ち位置はあくまでも、「一時的な乾燥を防ぐもの」になります。
また、
良く肌のターンオーバーが乱れると肌の調子が悪くなると言われているが、このターンオーバーと言うのも粧水や美容液で整えられるものではありません。
では、どうしたら私達は外面に影響する美容を追求出来るのでしょうか。
実は、「食事」と言う方法以外ありません。
もっと言うと、食事の「栄養面を整える」でしか解決策はないんです。
結局は体の栄養状態が良いかどうかで肌のコンディションが決まります。
逆に言えば私達の綺麗の基準となる
肌表面と言うのは、その方がそれまでにどのような食生活を送ってきたのか。
その「結果」が現れていると言っても過言ではありません。
結局は身体を作る土台=栄養であり、
体は食べたものでできている。
肌は体と切り離されたものではなく体の一部なのです。
栄養が充実し体が元気であるから外面が輝く。
そんな食事の延長線上にたるみ、くすみ、シワなどの悩みの種を解決する術があります。
私がいつも美容に関する女性に思うこと。
化粧水や美容液よりも、今だと1玉200円の旬の白菜を食べて頂きたい。1本100円の大根を食べて頂きたい。1日200gの赤身の豚肉を食べて頂きたいと切実に思っています。
(決してふざけているのではなく、至って真剣)
正直お肌の悩み、美容に関してはそんな内側からのケアがなくては本当の意味での美しい肌を手に入れることは難しいです。
体の健康という土台がなければ、肌の美しさは作られることがありません。
私達の身体は美容液や化粧水で出来ているのではなく、肌、筋肉、骨、髪の毛、爪全てのものは食べた物で作られます。
いつだって答えはシンプルです。
良い物を食べたら、それが栄養が体全身に巡り肌に艶とハリがでます。
栄養のない身体に悪いものを食べ続けると肌はくすみます。
乾燥も、肌の栄養状態が不足しているサインです。
そうやって全てが循環し繋がっています。
お菓子、炭水化物、添加物、化学調味料など身体にとってゴミとなるものを食べ続けていたら、それが体に現れ、肌にも現れます。
現代では、それらを、よほど気をつけて食事を吟味しなければ、避けて通る事は出来ません。
化粧水や美容液は塗った時は一瞬潤い弾力やハリが出たように感じるけれど、それも一瞬だけの効果です。
そのうち、肌も成分に慣れてしまって効果が激減し、また別の美容液を買い漁る。その繰り返しになってしまいます。
綺麗な肌、ハリや艶のある肌を保ちたいのなら第一に食事の中身(栄養状態)が大切であり栄養状態を無視し理想の美容を手に入れることは99.9%はない悲しい現実。
身体の栄養状態が充実し、栄養が行き届くと最終的に理想に近付く美容が手に入ります。
改めて美容は健康の上に成り立つ。
まずは、本来の美容の本質を知り、身近なとこから初めてましょう。
「ローマは1日してならず。」
如く
“美容は1日してならず。”
手軽さ、その時の欲求、衝動に任せて
食べ続けてきたものが、顔の表面に栄養状態として現れます。
とは言え、人間だもの悪い物だと思っていても衝動的に食べてしまう時もあります。
向き合い続けられない時もあります。
厳しくも甘く、自分自身に飴と鞭を打ち進み続けるのは難しいですが、数年、数十年先の未来の私が私の事を好きでいられるように体に良い事を少しずつ続けていきましょう。
コメント