【肌断食】足す美容より引く美容。水洗顔のすすめ

こんにちは。
春らしい気温になってきましたね。
冬の閉塞感から少しずつ開放感が感じられ、物事が始まる陽のエネルギーに希望が増す季節。
朝の犬の散歩をしながら、何だか清々しい気持ちになっている今日この頃です。


そして、春と言えばデトックスの季節。
秋冬に体に溜め込んできたものが、一気に体の外へ溢れ出てくる季節です。
現代人に多い花粉症、鼻炎、アトピー、蕁麻疹や肌荒れなどの症状は全て体の中を綺麗にする為のデトックス作用からきています。

人によって溜め込んできたものが多ければ多いほど、症状も派手になります。

また、女性が肌の揺らぎを感じスキンケアを変えたくなるのも丁度この春。

しかし、どんなに良いと言われているスキンケアを使用しても外から足すだけでは本当の意味で肌トラブルが改善される事はありません。
むしろ、過剰なスキンケアはかえって肌に負担をかけ、肌本来の回復力を妨げ肌トラブルを引き起こす原因となってしまいます。

今回は、過去スキンケア難民だった私が東洋医学の知恵を借りながら、約17年間試行錯誤し辿り着いたスキンケア方法をご紹介したいと思います。

重要なのは、足す事よりも引く事。
春のテーマ、デトックスにも通ずるスキンケア法です。

始めに美肌を保つ為に欠かせない基礎習慣から下記の順番でそれぞれご紹介しておりますので、肌トラブルを抱えやすいこの季節を機に是非取り入れられてみてくださいね。


この記事が、少しでも皆様の為になりますと幸いです。

美肌に欠かせない基礎習慣5つ

1,旬の野菜を沢山食べる
まずは基本中の基本になりますが、「食べたもので体は出来ています。」
そして肌はと言うと、そんな体の一部です。
体が元気になる為の栄養を与える事で、美しい肌を保つ事が出来ます。
その中でも特に大切なのは、旬の野菜を食べること。

旬の野菜にはその季節に体が必要とする栄養が豊富に含まれていると同時に、大量に摂れるので価格もリーズナブルなものが多いです。

例えば冬の旬の野菜の1つにネギが挙げられます。
ネギには冬の乾燥時期にダメージを受けやすい呼吸器を守ることで風邪予防はもちろん冬の乾燥肌を守り、ハリや潤いを保つ作用があります。

つまり、冬にネギを食べる事で乾燥から肌を守り内側から潤いをもたらせてくれる働きがあります。
(一方で、旬とかけ離れた野菜を食べることで乾燥を招き肌トラブルを悪化させてしまう場合があります。)
また、東洋医学では野菜は自然の薬なのでその季節に合った旬の野菜を食べれば食べるほど体の回復力が高まり、肌の回復力も高める事が出来ます。


2,なるべく自然なものを食べる
自然な食べ物は体に負担が掛かりづらく、体や肌の調子も安定します。
反対に不自然なものを食べ続ければ体に負担が掛かり、体や肌トラブルも絶えません。

では、不自然な食べ物には何が挙げられるでしょうか?
それは、インスタント食品や加工食品などに含まれる人工甘味料や添加物などの人工的に作られた食品です。

自然な食品は数日で腐る一方で、賞味期限が長く何年も腐らない商品にはそれだけの理由があります。
何年も腐らない食品が私達の体に長く留まることは、本当に体や肌に影響はないでしょうか?

3,調味料にこだわる
毎日の食事作りに欠かせない調味料。
毎日使うからこそ、調味料も体に負担のかからない質の良いものを選択されることは肌の状態にも大きく左右します。

お勧めの調味料は、昔ながらの製法で時間をかけて作られた本物の調味料です。
詳しくは過去の記事にまとめておりますので、宜しければご参考にされてください。


4,甘味に偏り過ぎない
東洋医学で味には酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味の5種類の味があります。
現代の食事は炭水化物、発酵食品、甘いお菓子、品種改良された甘い野菜、甘い果物などと圧倒的に甘味で溢れ返り、甘味に偏った食生活で構成されています。
また、添加物や人工甘味料、加工食品は東洋医学では甘味に分類されます。
甘味には体を緩ませるといった作用がある反面、大量に食べる事で体の土台となる胃腸の働きを低下させる作用があります。
胃腸の働きが優れなくなるとまず始めに便秘になります。
便秘によって体の中が汚れると解毒作用を行う肝臓の働きも低下することで肌トラブルの原因となります。


5,22時前には寝る
肌を綺麗に保つ為には睡眠も欠かせません。
その中でも特に意識をしたいのは、早く起きる事よりも早く寝ることです。
特に22時〜2時は体の中を綺麗にする胆嚢や肝臓の時間帯です。
この時間内にしっかり眠りにつくと解毒作用が高まり、体の中が綺麗になる事でぐんと肌の調子が上がります。

上記に記載している全ての共通点は、体を汚さないこと。
いかに体の中を綺麗に保てるかが美しい肌を保つのポイントになります。
まずはこれらが基本中の基本ですので、これらの基本を行った上で次にご紹介する肌断食の方法を試されてみてくださいね。

肌断食に必要な5つ

1,朝は水洗顔のみ
水洗顔は洗顔料を一切使わずに、水のみで顔を洗う方法です。
肌には本来落とした方が良い皮脂と落とさなくて良い皮脂の2つがあります。
落とした方が良い皮脂(過酸化脂質)には、食生活の乱れ(加工食品、添加物、酸化した脂etc)やストレス、喫煙、飲酒などの一言で言うと「腐った油」のような皮脂と、落とさなくて良い皮脂には外からの細菌や病原菌から肌を守ってくれたり、乾燥を防いだり、肌の柔軟性を保ってくれるような皮脂です。

洗顔料には洗浄力や殺菌力がある一方で、後者の落とさなくて良い皮脂も同時に洗い流してしまうことで肌の回復力を弱らせ、結果的に乾燥や敏感肌、脂性肌など次々と肌トラブルを引き起こす原因となります。

しかし、実はこの落とした方が良い皮脂は水のみで落とすことが出来ます。
水洗顔を行い、落とすべき皮脂と必要な皮脂のバランスが保たれるようになると、肌本来の力が回復し、特にスキンケアを行わなくても洗顔後のつっぱり感や不快感が少しずつなくなるどころか、肌の調子が良い方向へと格段に変化します。

【朝洗顔の仕方】
人の体温は、36℃〜37℃が平均なので、洗顔する際の温度もそれ位が理想です。
両手でぬるま湯をすくい、顔にそっと押し付けそっと離すを10回程繰り返します。
初めは汚れが取れているのか心配でバシャバシャしたくなったり、こすったりしたくなりますが、強い圧は肌を傷付けてしまうので決してこすらず優しい刺激で行ってあげてください。
また、乾燥や脂が気になる方はご自分の肌の状態に合わせて回数を調整して頂いても大丈夫ですが、必ず多くても20回程度に留めるようにされて下さい。
顔をタオルで拭く際も決して肌をごしごしこすらずに、タオルを顔で包み込み軽く2,3回押し付けるようにして水分を拭き取ると良いです。

2,クレンジングの代わりに純石鹸
一般的にクレンジングは洗顔料よりも強力な成分が含まれている為、先程触れた肌にとって必要な皮脂をすっかり落としてしまいます。

かと言ってお化粧を落とさない訳にはいかないと思うので、クレンジングの代わりに使用するのが純石鹸です。

スキンケアについて調べた事がある方は1度は聞いた事があると思いますが洗顔料、クレンジング、スキンケアアイテムのほとんどに界面活性剤や防腐剤が含まれています。
界面活性剤は本来は交わる事のない水と油をなじませて汚れを落とす物質です。
しかしその高い洗浄力と浸透力は肌のバリア機能を低下させ肌トラブルを招いてしまう原因にもなります。

一方で純石鹸は肌に優しい無添加で、合成界面活性剤、香料、着色料などが一切含まれていません。
赤ちゃんに純石鹸を使うのが推奨されているのは、生まれたての赤ちゃんの肌への刺激が少なく肌のバリア機能を守りながら洗う事が出来るからです。
因みに私が何年も愛用しているのはこちらのヨモギ石鹸になります。

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基本純石鹸であればどんなものでも構いませんが、私はヨモギの香りが好きなので、こちらを使用しています。

もし純石鹸では簡単に化粧が落ちないという方は、そもそも現在使用している化粧品の成分の中に肌に負担をかける成分が含まれている場合があります。

純石鹸による洗顔ですと、メイクが少し肌に残るかもしれませんが、垢と一緒に自然と1〜2日ではがれ落ちていきますので心配いりません。
それよりも徹底的に落とそうとするあまり、こすったり必要な皮脂まで洗い流してしまう方が、よほど肌荒れを起こす可能性が高いです。

【夜洗顔の仕方】
洗顔ネットを使い石鹸をよく泡立てます。
泡が立つくらいまで泡立てたら、泡を肌に塗布しクルクルと円を描きながらお顔全体を洗います。
この時も決してゴシゴシせず、肌と手の間の泡で優しく肌をマッサージするイメージです。
すすぎは朝洗顔と同じように10秒から20秒の時間をかけ優しく洗い流してください。


3,パック、化粧水、乳液をやめる
先ほど触れたように、実はパックや化粧水、乳液などにも界面活性剤や防腐剤が含まれています。
極力使わないに越したことはありませんが、水洗顔を行い肌本来の回復力が少しずつ高まってくると素肌に自信が出てきてだんだんこれらのものが不要になっていきます。

しかし水洗顔をはじめたばかりの頃は、急激な変化に肌の機能がついていけないことがあるため、どうしても洗顔後の乾燥が気になるときは、サンホワイトをつけるのがおすすめです。

サンホワイトの成分はワセリンですが、サンホワイトはワセリンよりも純度が高く不純物を極限まで取り除かれたものです。

香料、着色料、保存料不使用なので、赤ちゃんの肌や敏感肌の方でも安心して使用出来る他、日焼けや切り傷、リップ代わりなど全身に使えます。
私はボトルタイプのものを使っています。

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また、よくCMなどで「化粧水、美容液が肌の奥に浸透。」といった謳い文句がありますが、実際肌にはバリア機能があるので浸透する事はありません。
強いて言えば、乾燥から保護するといった役割を得ることは出来ますが先程触れた界面活性剤や防腐剤の影響を考えると本当にそれらが必要なものなのかを考えさせられます。

4,純石鹸で落ちるファンデーションを使う
純石鹸で落ちない程のファンデーションは、そもそも肌に負担となる成分が含まれている可能性が高いです。
純石鹸で落ちやすいパウダリーファンデーションがおすすめですが、現在はクリーム状のファンデーションでも純石鹸で落ちるものもありますので成分を確認されてから購入されてみて下さい。

5,最低でも1ヶ月継続する
これまで念入りに肌のスキンケアを行ってきた方であればあるほど、水洗顔を行うと急激な肌の変化に肌がついていかず、一時的に肌トラブルが現れてくる場合があります。

しかしそのギャップに耐えられずにまた手厚くスキンケアを重ねてしまったり、洗顔料やクレンジングを使ってしまうととっても勿体無いです。

年齢によって前後しますが、肌のターンオーバーは大体28日〜40日周期と言われています。
是非この期間は根気強く肌断食を続けられてみてください。
もしまだそこまで自信がないという方はお休みの日のお化粧をしない日に水洗顔を試す、週に2,3日〜行ってみるのもお勧めです。

スキンケア迷子だった過去の私と現在

過去スキンケア迷子だった頃の私は、新しい商品を試しては一時的な効果で終わり、更に新しい商品を購入するの繰り返し。
いつも一生辿り着く事のない答えを永遠と外に探し求めていました。

当時は女性はスキンケアするのが当たり前。と疑う余地もなかったので、開業当初の当院のメニューにはフェイシャルメニューがあったり、その為の美容機器を取り揃えていたり、毎週のように商材を入荷し、自身でもエステサロンに通ったりなど、美容には本当に沢山のお金と時間を費やしてきました。

それが今となってはほとんど何もしない。に辿り着きました。

現在はこの方法で肌本来の力が回復し、多少の事では揺らがなくなった所かボディソープで全身を洗ったとしても、特に異変が出ない程肌が強く成長しています。(真似しないで下さい。)

外泊の時も色々なスキンケアを持参する必要がないので、ズボラな私にとってはこの上ない喜びです。(強いて困る事と言えば宿泊先に純石鹸がないことくらい。)

ここに辿り着くまで本当に長い道のりでしたが、試行錯誤したからこそ肌を美しく保つ為に本当に大切なものは何なのか?と言う事を徹底的に考えるきっかけになりました。

私が肌断食を始め改めて肌にとって、最も大切だと再認識させられたことが自然治癒力です。

体は本来、自分で治そう。といった自然治癒力を多かれ少なかれ誰もが持っています。

しかし私達はいつもその力を信じようとせず、無視をし、いつも自分以外の何かで自分の事を補い、外に答えがあると信じ込んでいます。
それどころか、日常的に自然治癒力を妨げる事ばかり行っています。


では、自然治癒力はどうやったら高める事が出来るのでしょうか?

それは、紛れもなく日々の積み重ねからきています。

毎日何を食べ、どれくらい体や心を動かし、質の良い眠りを取れているのか。

そんな誰もが知っているような健康に大切な3本柱、食、運動、睡眠から自然治癒力は私たちの体に日々蓄積されています。

肌トラブルが少ない肌、簡単に揺らぐ事のない肌、美しい肌はあくまでもその自然治癒力から培われた健康という土台の上で得られる付属品でしかないんです。

今回お伝えした肌断食の方法は、あくまでもそのような土台がある前提で、更に肌本来の力を最大限に発揮させる為のスキンケア法です。

もしかすると、今回ご紹介した内容は一瞬で良くしたい方・一時的に良くしたいと考えている方にはそぐわ無い内容かもしれません。

しかし、これが1番遠回りに見えて1番近道な方法であり、美容の本質だと思うのです。

皆さんの綺麗の基準は何ですか?

綺麗の基準は人それぞれ異なると思いますが、
そもそも綺麗ってなんでしょうか。
シミやソバカスのない肌?
ハリのある肌?真っ白な透き通る肌?

私達の回りには、「若く見える為の〜」とか
「マイナス何歳に見える〜」などの言葉があり過ぎて、あたかも若さが綺麗の基準のように錯覚してしまう時がありますが、本当に見た目を磨けば若さを保てる事が出来るのでしょうか?

もちろん現代の美容医療を駆使すれば見た目を若く保つ事は難しく無いと思います。

しかし現実はいくら見た目を若く保っていても、実際の老いに抗うことは出来ません。
皆同じように歳を重ね老いてゆきます。

むしろ外見の若さだけを追い求め続けたその先で、いつか体の老いに気付いた時、見た目の若さと体の老い、そのズレに心が苦しくならないでしょうか?老いを拒絶したくはならないでしょうか?

怪我や不調は心と体のズレの始まり

あらゆる怪我や不調は心と体のズレから始まります。
歳を重ねると若い頃と比べて出来る事と出来ない事がある、その為に変えなきゃいけない事がある、それは誰もが頭では分かっていると思います。

しかし実際は10代や20代の頃の体の使い方や考え方、生活習慣を変わらず持ち続けながら50代、60代、70代を迎えその心と体のズレから怪我や不調が起こる方も少なくありません。

「心は永遠のハタチ。」なんて可愛らしい言葉がありますが、実際にそのような心意気のまま生活をしていたら体は怪我や不調のオンパレードです。

年齢を重ねる毎に自分自身を変え、心と体が上手く調和するように整えていく。

これはどんなスキンケアにもどんな最新医療にも敵わない、各年代毎の美しさを引き出す永遠の美容法だと私は思っています。

年相応。と言うと何だかネガティブに感じられる方も多いと思いますが、老いを受け入れ、今の体を受け入れ、その中で出来ることを成し心を成長させ、いつまでも柔軟に変化し続ける事ができること。
それはとても素敵な事だと思うのです。

最後に

私には中学生からの友人がいます。
先日院内の写真撮影があり、その友人に協力をしてもらいました。
鏡で自分の顔を確認した私が「ほうれい線くっきりしてる。」と言うと、「沢山笑ってきた証だよ。」と言ってくた友人。

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撮影が始まり、目が合う度になぜか笑ってしまう私達。
「そりゃほうれい線も深くなるわ。」と妙に納得した日なのでした。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
本日も素敵な1日になりますように。

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