鍼灸師 友梨のプロフィール

高校3年生の卒業間近、進路に迷い様々な進路を模索する中、

今まで一度も受けた事も聞いた事もない”鍼灸”

という職業がある事を友人を通し知り、説明会へ参加。

そこで、鍼灸とは現代のように西洋医学が主流となっていない時代に様々な病気を治し、昔の方の日々の生活を支えてきたものだということを知る。

鍼灸の考え方

その方の体質に合わせた治療法により病の根本を見つけ健康にする。

そして、健康へ導く事で美容にも効果を発揮するという

東洋医学ならではの考え方に引き込まれ、当時、派手な見た目に似合わず

古い文化や伝統などの古風なものが好きだった私は、東洋医学という未知の世界、鍼灸というものに興味を持ち、

“私も人の役に立てる存在になりたい。

身近な人々を健康にし、美容に導く存在になりたい”と決心し

説明会に足を運んだその当日に、願書を書き、鍼灸師の道へ進む決意。

理想と現実

いざ、念願の鍼灸学校へ入学し、当時ネットには情報の少ない本格的な東洋医学を学べる事にワクワクしていたものの、現実は、”痛い所に鍼を打つ”

という実技があるのみ。肩が凝ったら肩に鍼を刺す。

腰が痛かったら腰に鍼を刺す。ひたすら、鍼を打つ練習する日々。

一向に東洋医学としての知識がなく、鍼が打てれば良いだけの鍼灸師としての

毎日に嫌気がさすと同時にやる気が低下。当初想い描いていた、

『本物の東洋医学の治療を行い、病の根本原因を取り除き健康へと導く』

という東洋医学という学問の中身は学ぶ事が出来ず

どんどん学校が楽しくなくなり、学習意欲も減り、休みがちに。

在学中に妊娠発覚。そんな中、専門学生ラストの3年生当時20歳、1番大切な時期に妊娠発覚。

国家試験が2月なのにも関わらず、出産予定日が11月と中々の難関ハードル。

ただでさえ単位もギリギリなのに、出産して休んでる暇がないことを自覚。

昔から伝えられている産後の肥立ち何て知ったこっちゃない状態。

着々と大きくなるお腹と、1単位も落とせない状況に焦りを感じつつも毎日通学。

無事出産、息子は3800gとビックサイズ。

喜びも束の間、退院し3日後には通学、受験勉強。それまで学習意欲が低下していた為、案の定、仮テストはボロボロで到底合格レベルには到達せず。

それから国試までの3ヶ月間、左手で息子を抱っこしながら

右手で問題を解き夜な夜な妄勉強。睡眠時間はほぼ毎日2時間、とにかくぶっ続け勉強。

ろくにメンテナンスもしていないボロボロの産後の身体に悩まされつつも、

2月の国家試験日、念願の無事合格。

鍼灸師として働き始める

出産し、暫くは育児に専念するかと思いきや、すぐに鍼灸師として

働きたいという気持ちが強く個人経営の鍼灸院や、大手鍼灸グループ、

漢方を軸としたエステ店に勤務するも、どこに勤めても当初この道へ進むきっかけとなった”本当の東洋医学”を教えてくれる場は1つもなく、マッサージをする日々。

マッサージのし過ぎで本来鍼灸師が大切にしなければならない指の感覚が鈍くなり、関節を痛める中、最終的に分かった事は、鍼灸の根本、

東洋医学という学問を教えられる人が鍼灸の世界にはいないことに気付く。

鍼灸師は、痛い所に鍼をする仕事でマッサージをして凝りが取れなかったら、補助的に鍼をうって、凝りをとるもの。

それが、実際に現実的に鍼灸師が行う仕事内容であり、本来の1人1人の体質によって治療するという発想事態がほぼ0の業界だと知り落ち込む。

それでも諦めたくない、本当の東洋医学を極めたい、

ちゃんとした治療家になりたい、その当初の想いは消える事なく独立し、往診専門治療院を開設。

更に札幌では数少ない本物の東洋医学の勉強会を行っているという会に

辿り着き、即入会をする。

治療が出来ない自分との葛藤

鍼灸学校を卒業しこの時点で5年が経過、やっとの事で

本物の東洋医学を学べる場所を見つけたものの、想像以上に

学問が難関過ぎて実際の治療に落とし込めない。

当時私が治療を行っていた患者さんも、その時の私のレベルでは難しい

パーキンソン病、片麻痺、透析患者、重度の顔面神経麻痺、癌患者、寝たきり患者などで、私に何とかして欲しいと訴え、若造の私が何かを変えてくれるかもしれないと希みをかけてくれているのに、効果のある治療を行う事が出来ない、助ける事も出来ない、話を聞く事しか出来ない、どう知識を実際の治療に生かしていけば分からない。

高齢の患者さんや癌患者はそのうちに亡くなってしまったり、

お家で生活が出来なくなって施設に入ってしまったり、

学問のない自分には効果を出せているのかも分からない治療、

会話し少しでも笑顔にさせてあげる事しか出来ない

悲しさと悔しさ、自分への無力さと苛立ちが

4年程続き、すっかり自信を失い、鍼灸師という職業の本当の意味での

難しさや自分への無力さを痛感し、この道は私には向いていないのかもしれないと思い始める。

1人の恩師と出会う

もう辞めてしまおうか、と考えていた矢先、ひょんな事から

1人の先輩鍼灸師と出会い、治療を学ぶ事に。

実際に私の身体を見て一言。”身体悪過ぎ”

当時の私は、患者さんを治療する事ばかりで頭がいっぱいいっぱいで

自分を健康にする事なんか考えもしなかった。

“自分が健康じゃなきゃ患者さんは引っ張れない”

“自分以上の健康レベルに引き上げる事なんか出来ないよ”

凄く当たり前な事を当たり前とも思わずにいた私には凄く衝撃的でその時から意識が変わる。

当時の私の身体は産後ボロボロな身体にろくに休みもとれず、体力まかせに動いていた為お腹周りの皮膚が伸びていたし

めまい、便秘は当たり前、浮腫、肩凝り首凝りは当たり前。

しかし、それを不健康だとも思わず、むしろ、食事の内容やに

気を付け色々やってる方だと思っていた。

本当はその時の、全てのやり方が間違えで不健康まっしぐらの生活だったという事は後々気付く事になる。

東洋医学は東の話で西洋医学は西の話。

私達が普段健康だと聞いたり見たりしている食事や健康法などの情報は全て

“西洋医学ベースの話し”東と西は180度真逆のものだから

西の知識は東洋医学を学ぶには必要のないものだということを知り、

それまでの全ての常識を捨て、1から東洋医学の知識を実践に落とし込む。

東洋医学で正しいとされる食事の内容、運動、考え方、鍼灸治療を毎週受け、

自らの身体で体感しながら自分自身を健康へ導いていく。

学びの答えは、テレビやニュースではなく全て東洋医学の学問が書かれている1冊のみ。

それを私生活に全て落とし込む。

身体と心の変化

そんな生活を1年続けると産後諦めていたお腹の皮膚のたるみが

なくなり、綺麗なお腹になってきた。ボロボロだった爪、パサパサの髪の毛が

しっかり生えるようになり、くすんでいた肌に艶がでてきた。

骨格だと思っていた幼少期からの反り腰が改善された。

自分自身が頑張れば頑張る分、身体には効果が現れ、目に見えて美容にも影響がでる。

気付けば下剤を使わなければならなかった頑固な便秘がなくなり

毎日のように自覚していた肩凝り、首凝り、背中のつっぱりなどが消え、身体全体が軽くなっていた。

そしてもう1つの大切な変化。

“心の変化”

余計なものが身体からとれ、軽くなると同時に心も凄く軽くなって感情が安定するように。

性格だと思っていたジェットコースターのような喜怒哀楽の変化がなくなり、穏やかな精神状態を保てるようになった。

当時は身体が悪すぎて感覚も鈍っていたから”今の身体は普通”だと思い込み

不健康、不安定だなんて思いもしなかったけれど、健康になった今なら

当時を本っ当に不健康だったと思うし、不安定だったなぁ、と思い返す事が出来る。

現在の自分

正直、20代前半の自分よりも30代の現在の方が身体が快適で

毎日が過ごしやすく、楽しい。とても生きやすい。

身体や心が元気になると本当の意味で発言や行動が自分らしく前向きになってくるのと、私生活、仕事、育児、家事、あらゆる場面でつっかかりが少なくなる。

2Face開業

自分の身体や心が元気になり、患者さんを導く事が出来ると自信が

ついた時、鍼灸サロンを開業。鍼灸で得られる自分らしさ東洋医学は、

体の痛みやトラブルに対し利用しようと思うものだけれど、

何か違う気がする、何か私じゃない気がするそう思った時も是非鍼灸治療を受けて欲しい。

今まで30%程度の能力を発揮していなかったとしても、

身体や心が健康になることで、後の70%の能力を発揮し

100%に引き上げることで本当の意味での、あなた本来のポテンシャルを発揮する事が出来るから。

それが、当店のコンセプトにもなっている

自分らしく日々生活できること、自分らしい魅力や個性を充分に発揮出来るだと思うから。

最後に

当店のコンセプト『私らしい魅力を形に』には

その方の本来の魅力や個性を最大限に引き出し、日々を前向きに過ごしてもらいたい。

そんな想いが込められていますが、私が患者さんに提供できることは、

当初からずっと私の想いの軸となる本物の東洋医学の治療を行い、

症状の原因やトラブルの根本原因を取り除くこと。

そして治療を行い心と身体が健康になった先に、その方自身の本来の魅力や個性を最大限に発揮し前向きに日々を生活して欲しい。そんな想いを持ち続けています。

ただ単に健康に導くだけではなく、世界に1人としていない自分を

好きになり、日々を大切に過ごして欲しい。

本気で、鍼灸にはその未来の可能性を手に入れる価値があると思っています。

30代、40代、50代、60代、

歳だから

“体の不調やトラブルは仕方がない”と諦めるのではなく、

いつでもその年齢の範囲以上に健康に、そして、その年齢ならではの楽しみを

見つけ、人生が豊かになるように。シワやシミ、白髪さえも愛せるように。

そんな願い、想いを叶える為、私が今もっている鍼灸という武器を通し、

皆様の心と身体を健康をサポート致します。そして、私自身もそういった人間で

あり続けられるよう、自分自身を磨き、健康向上を目指します。

いくつになっても、「今の自分が好き。」

そう言えるご自分を一緒に目指していきましょう。

PAGE TOP