野菜はオーガニックにするべき?

患者さんに良く聞かれる質問の1つ。

オーガニックの野菜を使うかどうか。

結論から言うと、私が今購入する野菜は近所のスーパーで買う野菜です。

その野菜に適した、旬の時期になると野菜の見た目から元気なのが伝わってきます。

そして、そんな中でも自分の直感としてコレだ!と言うものを選ぶ。

そんな野菜の選び方をここ3年くらいは続けています。

そんな3年前の私はと言うと、オーガニック野菜しか買わない人間でした。

決して近所には売っていない、家から10キロ以上離れているオーガニック野菜を買う日々。

東洋医学では野菜は薬。

食べれば食べる分、健康になるもの。

しかし、その分量も必要であり、時間もお金もかかります。

それでも当時はそれが必要だと思っていましたし、それにかけていた。必要な事として疑うこともありませんでした。

オーガニック野菜以外悪だと決めつけていた事もあります(反省)

それでは何故、私がオーガニック野菜を買うようになったのか。

健康を突き詰めていく中で、日本の農薬事情を知り、野菜や果物、様々な私達の口の中に入るあらゆる食材に農薬にまみれていることを知りました。

食べたもので体は作られる。
医食同源。
などの言葉は
東洋医学の健康を目指す上で欠かせない重要なもの。

なるべく自分の体に不自然なものは取り入れていきたくないと思う気持ちがそれらを知る事でより強くなりました?

東洋医学でみる薬とは

東洋医学で解毒を行うのに重要なのは肝臓であり、デトックスの臓器。

肝臓は体にとって不自然なものが入ってきた時に解毒という働きを使い、せっせとフル稼働し私達の体に残らないよう努めてくれます。

しかし、肝臓にも限界がある訳で、体にとって不自然なものを取り続ける一方だと次第に肝臓に負担がかかり、デトックス力も減り、体の中が汚れてしまいます。

そうすると、体には様々な不調が現れます。

更に東洋医学では臓器と精神性が深く関係するので、肝臓の解毒が追いつかずに働きが悪くなると精神的にもイライラしたり、落ち込んだりと人間のにも影響を与えます。

私達人間が良いと思い食べるものと、体が良いと思う食べ物は違います。

薬は、体からすると自然か不自然で言うと、不自然なもの。


それは私達が思う以上に心や体に負担をかけてしまいます。

逆に、体にとっては自然なものであればあるほど、負担がからず調子があるもの。

オーガニック野菜をやめた理由1

なるべくなら、体に不自然なものを取り入れないようにしたい。と思っていた私がオーガニック野菜をやめた理由。

それは、「それくらい、自分でさばけるくらい強い体を手に入れたい。」
そぅ考え方が変わったからです。

3日に1回オーガニック野菜を購入し、料理をする日々の中で、ふと頭に舞い降りてきた1つの疑問から。

取り入れないではなくて、自分の体をより強く、解毒出来るような体にすれば良いのでは?

そもそも、当時も自分に針をしたり、針をしてもらったり、食事に気を付けたり、思い切り走り汗をかきヨガをしたり。
ほぼ毎日、身体の為にせっせと運動し、ご飯をつくる。それが心地良く習慣になっていました。

汗をかくことも、食事もより体が健康になる為にしている事の1つじゃないか。
体のデトックス力を高める為に行なっているじゃないか。

取り入れない取り入れたくない。

そんな考えに固執していた私ですが
本当は既にデトックスの為に行っている事が沢山ありました。

考え方を改めよう。

“取り入れない”のネガティブな言葉から、
多少の毒もさばける強い体でいよう。

ネガティブからポジティブへ切り替えよう。

そぅ考えを改め、スーパーの野菜を買う事にシフトしたのだが、なんの不調も出ず
むしろ、オーガニックではなくてはいけない。の執着のようなストレスから解放され、食べることがうんと楽しくなりました。

オーガニック野菜をやめた理由2

これは地域性もあると思うので一概には言えないがオーガニック野菜を一目見た時に「元気」を感じるものに出会えなかったこと。

私は特に霊視能力が備わっているものでもないが、野菜を見た時に、この野菜は元気そうだ。
栄養がつまっていそうだ。

そんな見た目から放つ、野菜から漲るパワーみたいなものが野菜から感じることが出来ませんでした。

人にもオーラがあるように、理由は分からないですが魅力的な人にはその人が放つ独特なオーラがあります。

明るく元気な人は、決して話さなくても内面から外面にそのようなオーラが滲み出ます。

生きとし生ける自然界の全てのものにはそれが人ではなかろうと、そのものが放つ何かがあると思っています。

そしてもっと言うなら、人には本来動物の本能のような良し悪しを判断する直感が備わっていると感じています。

そしてそれらは、身体の健康度があがれば上がるほど、クリアになると感じるようになります。

きっと自分の本能的な直感が動かないことは、自分の求めているものではないのではないか。
そんな風に感じた事が、オーガニック野菜を食べなくなった理由2つめです。

その後の経過

現在も野菜は特に気にせずスーパーのものを購入しています。

そして特に体に不調を感じる事なく元気に生きています。
むしろ30代の今は、20代の頃に比べてうんと調子が良いです。

もちろん普段からなるべくデトックスを行う臓器、肝臓に負担がかからないような良質な調味料を使用したり、旬の食材を食べることや運動などは最低限行ってはいますが、野菜にかかっている農薬くらいはさばける位の強い体になっているのだなと感じています。

改めて多少不自然なものを取り入れても影響しない体。
引き続き、そんな体作りを目指したいと思っています。

最後に

健康を目指す過程で人はどうしても取り入れる方ばかりに囚われ、それらばかりに目がいくようになってしまいがちですが、より自分側に目を向け、自分の体を強くする。ちょっとやそっとじゃ動じないからだをつくる。

そんな事も健康を目指す上で重要な事なのではないかと感じています。

どちらにも傾かず、固執し過ぎず、バランス良く。

東洋医学の原点。

たまにぶれそうになる時も、焦らずゆっくりと一歩ずつ、一生かけて広い心を持って全ての物事を見てゆけるようになりたい。


この記事が少しでも皆様のお役に立てると幸いです。

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