昔から現代まで変わらず推奨されている”お風呂に入る健康法“
時代が進化し、私達の生活スタイルも180度変わり、それに伴いお風呂に浸かることで体調を崩してしまう方も多いです。
ではその理由を考えてみましょう。
理由1,昔の労働環境は肉体労働であった為
昔の人の仕事は肉体労働の身体を使うことがメインです。
農業が主な仕事により、現代に比べると重機などの機械は発達しておらず、ほとんど自分達の体を使い、農業に務めていました。
また、今ほど利便性もなく、ライフラインなども整っていなかった為、家事や育児、仕事、何をするも自分の体を使う機会が現代の方よりも圧倒的に多かったと思います。
身体を動かす生活がメインだと活動量も多い分、体力も充実します。
実際に年配の方は(現在70代以降の方)骨格がとてもがっちりしている方が多いです。
そして、年齢を重ねても尚、食欲旺盛な方が多くいらっしゃいます。
理由2,身体を動かさないのに汗をかくという、不一致。
基本、汗は体を動かすと出るもの。
それが自然な身体の反応です。
一方でお風呂は体を動かさないのに汗をかき、心拍数は上がります。
その不一致が、体には物凄く負担がかかります。
そして、それらがあのお風呂に入った後の疲労感の正体になります。
理由3,肉体労働から精神労働
昔の方がお風呂を健康法として日々の生活に取り入れていたのは、
あくまでも
“身体を使った肉体労働を日々行っていたか“がベースにある話しです。
そして、その肉体労働をこなせる
“基本の体力が備わっている事“前提の話し。
現代の方はというと、基本身体は動かさず、外に出ないことが良しとされる時代です。
昔と比べ虚弱体質の方も圧倒的に多いです。
例えばですが、体力がある方の持っているパワーが+1、お風呂という強い刺激もパワー+1だとすると、1+1=2で、強いもの同士がぶつかり合うことで、昔の方は余計に身体を元気にする事ができます。
ところが精神労働がメインの体力が少ない私達のもっているパワーが元々−1だとすると、お風呂という強い刺激は+1。−1+1=0となり、パワーが残りません。
それがお風呂に入った後のふらつきや体調が優れないなどの症状の正体になります。
理由4,虚弱体質の方が多い現代人
骨格も細く手足が長くスタイルが良いと言われますが、骨は東洋医学では腎臓を表します。
腎臓は先天の精と言われ、両親から受け継いだ遺伝的に受け継いだ体力が貯金されている場所。
骨が細いと言うことは、体力の貯金も少ないとの見方が、できます。
現代は、食事も昔より不自由なく、手軽に好きなものを好きに食べられる時代でありながら、炭水化物中心の食生活や添加物まみれの食生活により栄養失調の方が多いです。
お風呂に入った後、頭がくらくらしたり、どっと疲れるのは体力が消耗したサイン。
また、冷えが強い人がお風呂で温まると、その後余計に冷えが強くなってしまいます。
最後に。
私達が思うよりもずっと
お風呂という健康法は現代に生きる私達の身体に負担をかけてしまうものです。
(疲れやすい人は、特に注意。)
お風呂は健康の為に毎日入るという発想から
元気な時の、たまにの楽しみ。
そんな位置付けに変えてゆきましょう。
それが、現代のお風呂との付き合い方です。
昔と現代、ライフスタイルも変化しているのだから、その健康法というのも時代に合わせてアップデートしましょう。
この記事が少しでも皆様のお役に立てると幸いです。
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